介護

利用者は介護を求めていない【利用者が求める本来の介護とは】

佐々木です.comを運営している佐々木です。

先日、下記のツイートをしました。

顧客が求めるのは、製品でもサービスでもなく“欲求の充足”

UNIQLOはヒートテックを作りたかった訳ではない。「軽くて薄くて暖かいものが欲しい」と言う“顧客の欲求”を満たすためにヒートテックが生まれただけ。

今回はこのツイートを深掘りしていきたいと思います。

この記事を書いている私は、介護歴11年、訪問介護と地域密着型サービスの管理者5年で得た知識・経験を元にこの記事を書いています。

保有国家資格:介護福祉士、介護支援専門員

この記事は3分で読めます

スクワットをしながらご覧下さい。

利用者は介護を求めていない

最近、自分の介護観について考えるようになりました。

考えると言うか、わからなくなったと言いますか…

今まではシンプルに自分だったら、自分の親だったら。という気持ちで介護をしてきました。

しかしある程度経験が長くなると、いつの間にか仕事の効率や合理性を求めるようになり、

利用者ではなく介護者目線になって考えていることがよくあります。

そもそも利用者はどんな介護を求めているのか。

  • 上手にオムツ交換してくれる
  • 漏れないようにオムツ交換してくれる
  • こぼれないように食事介助してくれる
  • 身体を綺麗に洗ってくれる

 

 

利用者はこんなことは求めていないと思います。

利用者は介護なんて求めていないと思います。

利用者が求めていること

「か、介護を求めていない?!そんな馬鹿な。だって要介護者なのに介護がなかったら…」

とか思っていませんか?

重度な職業病ですよ!(笑)

みなさんはトイレに行く時、「よし、上手にトイレしよう!」と思いながらトイレしてますか?

「綺麗に食べよう」と思いながらご飯を食べますか?

「身体、綺麗にしよう!」とお風呂に入りますか?

おそらく、ご飯であれば「どんな味かな。なにから食べようかな。このご飯に合うお酒は?」など考えながら食べていませんか?

お風呂なら、「寒いから温まりたい、入浴剤入れてリラックスしたい!」と思いませんか?

もちろん汗をかいた後など、身体を綺麗にするためにお風呂に入ることはありますが、日常的には上記のような理由が多くはないでしょうか。

これらは全て自分の欲求を満たすためにしている行動ですよね。

ただただ栄養を取るための、毎日同じ内容のご飯だったら1日3食がかなり苦痛になると思います。

つまり、高齢者、利用者も同じなんです。

介護なんて求めていないんです。

美味しいものが食べたい。お風呂でゆっくり浸かりたい。トイレで排泄がしたい。

これらの欲求は当たり前にあります。

むしろ、これらの欲求を満たすために介護保険を利用しているのです

正しい介護とは

では、正しい介護とは一体どんな介護なのか。

とってもシンプルです。

欲求を満たす介護です。

食事介助の際

「ほら、あと1口頑張って食べましょう」

「しっかり食べて元気になりましょう、ほらお薬だと思って」

など言っていませんか。

食事は頑張って食べるものでもなく、お薬でもありませんよね。

「そんなこと言ったって時間も人も足りないんだから!」

と聞こえてきそうです。

仕事として介護者が利用者の日常を支援している。なかなか仕事と日常が結びつかないんですよね。

これが、本来最も大切なことが介護現場で忘れられている原因だと思います。

特に介護歴が長いベテランになるほど、重度化しています。

たしかに、時間や人員など課題はたくさんあると思います。

ただ、介護者の意識を変えるだけで、声掛けが変わったり、利用者に伝わることはあると思います。

介護歴の長い方に参考になれば幸いです。

 

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